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こんにちは。アワアワの松村祐治です。「アバンギャルド・ナウ!」は前衛芸術から世の中の摩訶不思議な事件まで、「これはアバンギャルド!」と僕が個人的に腰を抜かしたモノやコトを紹介していくコーナーです。 第一回目は日本が誇る芸術家・岡本太郎先生についてです。 「今日の芸術は、うまくあってはいけない。きれいであってはならない。ここちよくあってはならない。」これは太郎先生のアバンギャルド宣言です。 僕は京都の学生だったある秋の午後に百万遍あたりの古本屋で岡本太郎著「呪術誕生」を何気なく発見し、何気なく買いました。500円くらいで。で、ぶらり理学部付近の喫茶店で読み始めたんですが、もう止まりませんでしたよ。がんがん読み進んで、喫茶店を出た頃にはもう真っ暗でした。その本で書かれている芸術論は、こんな感じです。 ほんとうの芸術に出会った時、いままでの鑑賞法じゃあどうにもかなわない。さっぱり理解できない。苦痛を感じる。「どうしてこんなモノなんだ?どうしてこうなんだ?」と見てる僕らも心と頭と全身で真剣に考え出す。作者と同じ緊張感、覚悟を持って、古い価値観にとどまらず、作者と一緒に駆け出さなければならない。作品にぶつかり、逆にそれを乗り越えていく気持ちで戦わなくてはならない。その瞬間こそが大切である。 どーよ。この気概!この精神!僕はそれ以来、太郎先生の熱烈なファンで、こどもが生まれたら名前は、松村太郎にしようと思ってるくらいなんですが、最近やっと行きました!川崎市岡本太郎美術館。すげえ楽しいね。あそこ。ビデオで太郎先生が熱く語ってくれるしね。「なに言ってんだ!わからないからいいんだ。個性的な物だけが普遍性を持つんだ!」だって。これは大阪万博の太陽の塔を作った時、パブリックな場にそんな個人的な作品を作っていいのかという批判に対してのお言葉。僕もホントそう思います。心地よい、生活を潤すだけのものはつまんないです。 はい。僕が話してるのは音楽の話です。なーん書いてると、「ポップミュージックとは消費され流通 されることが前提の商品です。そんな生きざまや暑苦しい個性は、今日の音楽に必要ですか?そんな幼稚な芸術論には興味ありませんね。」なんて声も聞こえてきそうですね。あの人やあの人なんかから!なるほどなるほど。わかるわかる。でも多分、そこなんでしょうね。「だからお前のポップミュージックには、とっくの昔に飽きちゃったよ。」というのが僕の意見。 じゃあ次回は、京都有次のお鍋についてのお話を。 |
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